Spinning around

スポーツクラブの間、子供は母に見てもらっている。
母は、今まで仕事ばかりしていた私にとって、産休育休中だからと言ってずっと家にいるのは苦痛だろう、と思ってくれているようだ。

（そして実際に苦痛である。子育てが苦痛なわけではないけど。）

「息抜きに行ってきなさい」と言ってくれる。

そもそも、スポーツクラブに行くこと自体も母の提案である。
母には感謝しかない。

以前通っていたのは、ゴリゴリのウエイトトレーニング専門のジムだったが、今回通うのは「スポーツクラブに通うこと自体初心者」の人向けの緩いジムである。
プール、ジム、スタジオの3つから成るスポーツクラブで、料金一律ですべて使えることが特徴らしい。

とはいえ、私は今のところプールにも入らないし、スタジオレッスンにも興味がない。
1時間程度マシンとダンベルでウエイトトレーニングをすることが目的である。

なので、授乳と授乳の間の時間があれば十分スポーツクラブを堪能することができる。
トレーニング自体が息抜きになるのはもちろん、スポーツクラブでの出来事を観察するのも十分息抜きになっている。

---

ジジババばかり

新しいスポーツクラブと以前通っていたジムの一番の違いは、新しいスポーツクラブの会員はジジババばかりであることだ。
10時オープンなのだが、いつも開店待ちをしている人が多数。（ちなみに私も日によっては開店待ち）

高齢者というのは正しいトレーニング方法などどうでもいいのか、トレーナーの言うことを素直に聞けない頑固者ばかりなのか知らないが、マシンやダンベルなどを独特な方法で使いながら鍛えている？人ばかりである。

「それじゃあ逆に身体を傷めるんじゃないか」と思うような人も多い。

---

目立つ会員さん

私がスポーツクラブに行ったのは今まででまだ4回なのだが、既に顔を覚えた会員さんが数名いる。

中でも個性的なのが以下の3名である。

1. 露出度の高いおばあさん：おそらくテニスウェアだと思われるスポーツウェアを着ている。上下が分かれたウェア、かつスコートが短い。ちなみに髪型は辻元清美のようなベリーショートである。
2. トレッドミルで後ろ向きに歩くおじさん：ひたすら後ろ向きに歩いている。ちなみにクロストレーナーの時は独特なフォームで上体のひねりを加えて歩いている。ウェアはオレンジ色。
3. 割烹着のおばあさん：なぜかヒョウ柄の割烹着を着ている。また、どうやっているのか詳細は不明だが、ラットプルダウンのマシンにぶら下がっている。それはそれでテクニックが必要そうだな、と思いながら見ている。

まだまだ面白い出来事や、個性的な会員さんを発見できそうなので、これからも通うのが楽しみである。